新しい酔っ払いとの出会い

皆さんはお酒が好きですか?

アルコールが苦手な方もいらっしゃると思いますが、社会人の方はわりとお酒が好きな方も多いと思います

ですが、このブログではお酒が好きな方も苦手な方も楽しめる、アルコールに変わる新しい酔っ払いライフをご紹介したいと思います

皆さんは、カンナビノイドと言う物をご存知でしょうか?

私はとある理由から、カンナビノイドを日本に普及させて行きたいと思ってます

カンナビノイドが何物なのか、と言う事についてはゆっくりご紹介していこうと思いますが、簡単に言うとアルコールと少し違いますが、別の酔っ払い方をする物です

紹介していくに当たって、ある人物との物語を皆さんに語らなければいけません

遅筆ではありますが、2.3日に一回は更新しますのでよろしくお願い致します

私が彼女と出会ったのはつい去年の春、2021年の4月頃の事です

彼女は私の友人の友人で、前評判はお酒が好きでとても明るい方との事でした

ですが、反面お酒での失敗が多くあまり大きな声では言えない失敗を繰り返す方との事も伝えられました

そんな彼女は家族や友人に迷惑をかけ、半ば軽度のアルコール依存症でほぼ毎日浴びるように酒を飲んでは家でも外でも荒れ狂った日々を過ごしていたようです

居酒屋で友人と共に、初めて会った彼女はとても楽しく、趣味や仕事だけで無く、経済や世界情勢についてのお話を面白おかしく話す聡明な人で、見た目はいわゆる清楚ギャルでした

割りと早い段階で、しっかりと連絡先も交換しました

が、一緒に酒を飲んでいく内に怒り上戸、とでも言うのでしょうか。先ほどまでの聡明なやり取りは何処へ行ったのやら、やたらと昔の男の話をぶちギレながら何度も繰り返し愚痴る厄介な人間へと変貌を遂げました

どうやら中身を簡潔に纏めると、20歳の頃に付き合っていた男にモラハラを受けたとの事でした

彼女は目の前にいる初対面である私を、あたかもその元カレと重ねて話しているようで、何回も何回も同じ話を繰り返し、暴言を吐きまくっていたと思いきやいきなり号泣し始めて許しを乞い、何の脈絡も無く楽しかっただろう元カレとの旅?の思い出を引き笑いしながら語り出します

最終的に、どんな事でもするから許して欲しいと懇願する彼女に私は正直、”許すから歩こう”なんて言ってホテルでも連れ込まれるタイプだな、なんてマシンガンのような速度で話す彼女の涙で崩れた涙ほくろのぼやけたメイクをボーッと見ながら最低な想像をしていました

ひとしきり話をし、彼女を紹介してくれた共通の友人がその女の子をトイレに誘導し、先に戻って来て私に一言

『ね、酔っ払ってなければ良い子なんだけど、アルコールが入ると喜怒哀楽が崩壊するんよ』

確かに最近、仕事が忙しくて色恋沙汰にご無沙汰だからだったからと言って、こんな厄介な女の子を紹介して欲しい、とは言ってないんだが…

なんてとある事情で友人に頭が上がらない私は口には出せないが、心の中でひとしきり愚痴り、私は友人に

『あの子は、先程仲直りしたい、といった内容を元カレ君に似ても似つかないだろう僕に向かって懇願してたけど、あんな酔っ払い方だと騙してホテルにでも連れ込む悪い輩が多いんじゃない?言い方悪いけど、そんな子を紹介されてもアルコールよりも依存させられるような人間性も、アルコールを忘れさせる程の男らしさも僕は持ち合わせてはいないよ』

と伝えた

そう、彼女の欠点は元カレへの執着でも感情の起伏の激しさでもなく、アルコール中毒による意識消失なのだ

意識消失と言うと失神して気絶しているような言い方に聞こえるが実際にはアルコール等で正気を保てなくなる人間に対して使う事の方が圧倒的に多い

アルコールによる酩酊感、感受性の崩壊、幻覚を引き起こしていると言うと大抵はアルコールごときで言い過ぎだ、と言われるが、私の仕事でも顧客にそういった人間は多い

アルコールに限らないが、そういった依存症状を持っている女性ならば、例えば圧倒的にある種のカリスマ性を持っているパートナーが出来て、受け入れてくれる様子を魅せられると夢中になるにつれてその相手を失うのが怖くてアルコールか自分の酔い具合を自ら制御する

又はそのパートナーに依存し始めた時にアルコールによる失敗で離縁し、それがトラウマとなりアルコールを絶つ事で克服する

これが所謂、昔は遊び回ってたのに彼氏が出来てから落ち着いた、大人になった、と言われてる女の子の特徴だったりする訳だ

『夢中にさせてくれるヤンキー君タイプの男の子でも見繕ってあげた方が、良いんじゃない?経験上、5.6人も紹介してあげたら相性いい人見つかると思うよ。あの子、顔も悪くないし』

『それはそうなんだけどね、あの子さ、前に紹介されたらしいヤンキー君に風俗に落とされそうになってて、そういう系の男の子は酔っ払ってても近寄ろうとしないのよ』

『それでも、一緒にクラブでも遊び回ってたらそのうち男らしくて魅かれる男に出会えるものでしょ?酔っ払ってる時はともかく、素面だとあんなに、えーと、聡明な?話し方してるじゃ……ん?』

そこまで話してふと気が付いた

『気が付いた?あの子、素面だとギャル系の子じゃなくて真面目なビジネスウーマン系の子なの』

『そもそもヤンキー君系の男の子だと、素面で話が合わなくて、ビジネスマン系の男性だとアルコールでドン引きされて、お酒好きなパリピ系の男の子だと騙されやすいから紹介したくないって事か』

『ついでに、ジークンドーの有段者だからチャラ男系だとぶん殴っちゃったし、真面目系、オタク君系でも紹介した子は皆駄目だった』

『こう言ったらなんだけど、アルコール入ってるからって頻繁にあんなになるんだったら仕事の付き合いも出来ないんじゃない?』

『そうなの。それでも仕事は出来るからこの人材不況の時代では重宝されてるけど』

私は目を細めながら、始めて会った1時間半程前の知的な話し方をする彼女を思い出しながら、納得した

『今回紹介したのは、君に女の子を紹介したかった訳でもお持ち帰りして欲しい訳でも無くて、君に、君の仕事としてお願いしたかったからなの』

『…メンタリストに憧れてメンタルヘルスカウンセラーと心理カウンセラーの資格を取った黒歴史は忘れてて欲しかった所だけど、医師免許が必要だと知らずに診療所の受付のバイトしか経験せず、現在しがない営業の仕事を社畜の如くこなしてる僕に何の仕事を依頼するってんだ』

さらに目を細めながら改めて間抜けな自己紹介を終えた私に、友人は真剣な目でまっすぐ見つめ、続けた

『あっちでもそっちでもなくて、あんたがやってる副業の方』

私はびっくりして細めた目を丸くした

『…君に言った事あったっけ?』

突然、鞄とコートを取りながら立ち上がった彼女は

『あんたの事なら何でも知ってるわよ。ここは支払っておくから、よろしくね』

そういって薄い封筒を机に置いて、ついでに僕とトイレから千鳥足で戻って来ているあの厄介な酔っ払いを置いて友人はPay◯ay!と会計の音を残して居酒屋から出ていってしまった

『ただいま!それでね、ちゃんと聞いてる?』

トイレから戻ったら突然居なくなっていた友人を、まるで始めからいなかったかのように気にする素振りも見せない彼女は喜怒哀楽の喜からループを始めた

僕は友人が置いていった不穏な言葉と薄い封筒を握り締め、同じく置いていってしまった厄介な酔っ払いの彼女の、元カレ君への話の感受性が崩壊した説教のような説法のような過去話を、彼女の兄弟が迎えに来るまでひたすら堪えなければいけなかった

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